講演

本日は、都内で講演を致しました。
今回も貸切でしたので、皆様にもご案内できていませんでしたが、
申し訳ありません。
　代わりに、講演内容を少しお届け致します。

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　菊池恵風園で「遠山の金さん」の芝居をした話、若いときに
原爆病院を訪れた話など、過去の福祉活動に関してのエピソードから
講演は始まりました。

「福祉の話ばかりでは、退屈でしょうから、ここで少し芸能の話を・・・」
と遠山の金さんの撮影のときの話をされ始めました。

「撮影の時には、桜吹雪を書くのに、４、５人で3時間ほどかかるんです。
その間はじっとしていないといけない。動くと花びらが曲がってしまいますから」
「朝8時から撮影スタートと言われると、7時ごろから仕度をしないといけないでしょ？
ということは、その前から桜吹雪を書かないといけないから・・・ということは
何時から準備をしないといけないか・・・」
「新幹線でいろんな人から『杉さん、桜吹雪見せてください！』と
よくいわれました。」
など、様々なエピソード。

　そして再び、福祉活動の話題に。
沖縄に顕花にいった話や、長崎でひどいケロイドを負った方に
お会いした話・・・すべて杉さんが実際に経験された話。
「いろいろな経験をしたからこそ、人に痛みをより共有できると思うんです。
『もし、それが自分だったら・・・』といかに自分のことに置き換えられるか・・・
それが福祉の原点にあると思います」

そして最後に、「皆さん、掃除をするでしょうが、掃除機の中を掃除されますか？
掃除される人？」と会場に呼びかける杉さん。
「はーい」と数名が手を挙げられました。「本当に？最近、掃除はしても掃除機の中を
掃除しないとか、乾燥機の中はホコリだらけとか、洗濯機の中はカビが生えてるという
方が多いそうですよ。でもね、何かを綺麗にするにはその道具もきちんと綺麗にしていないといけない。今日、私の話を聞い中で、『これ、いいことだ』と思ったことが
あったら、是非、家に帰られてすぐに実践してみてください。
まわりのことを「あれ、改革して」「これを変えて」ということも良いですが、
まずは自分から改革する、変わることも大切ではないでしょうか」

　そして、身近な人から感謝することの大切さを話されました。
「今日、お越しくださった奥様方は、家に帰って旦那さんに『いつもありがとう』と
言葉に出してあげてください。『あなたのおかげよ。ありがとう』とね。
そしたら旦那さんが『おう、
今度から杉さんの講演は行かせてあげよう』と言ってくれますから」ー会場（笑）＾＾
　「いや、でも、人に対してのやさしさってとても大切なことでしょ？
言葉に出して伝えてあげることで、気持ちにさらに優しさが産まれる」

　
　会場は終始、笑いと拍手に包まれていました。